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電子渡航認証(Electronic Travel Authorization)について










カナダでは 2016年11月9日 より、「安全」と「防衛」の名目のもと新たな手続きが導入され、カナダ入国ビザが免除されている渡航者が空路より入国する場合、「電子渡航認証(eTA)」の取得が必須となりました。これには乗り継ぎの渡航者も含まれ、例えばアメリカ発の便よりカナダ経由で中国や日本へ渡航する場合にも取得が必要となります。

注意: 渡航者がeTAを取得する時間を確保するため、6ヶ月間の猶予期間(「寛大な措置」がなされる暫定期間)が設けられています。
eTAの真の目的は、過去の逮捕歴・有罪判決により本来入国拒否となる者が既にカナダに上陸してしまった場合、送還の際に発生する費用を回避するためです。

現時点では、アメリカ市民はeTAの取得を免除されています。また、陸路・海路よりカナダに入国する渡航者もeTAの取得は必要ありません。Temporary Resident Visa (TRV)などのカナダ入国ビザの取得が義務付けられている者もeTA取得の要件から除外されます。カナダ永住権保有者や、外国籍とカナダ国籍の二重国籍保有者もeTAが免除されます。

空路より入国する場合(乗り継ぎも含む)、eTAが必要となるビザ免除国のサンプルリストを下に示します。
以下の国籍の入国ビザ免除者がカナダに入国する場合、搭乗券を取得する前にeTAの取得が必要となります。

Visa-exempt nationals who will require an eTA to enter Canada by air prior to obtaining a boarding pass:
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eTAが必要であるかを確認するには、下のCitizenship Immigration Canada (CIC)ウェブサイトのリンクをクリックしてください。
通常、eTAの取得手続きは数分間で済み、およそ5ドルの費用が発生します。手続きは全てオンラインで行います。過去に軽犯罪・重罪による逮捕・検挙・有罪判決を受けた者はeTAの申請が却下されます。その他、カナダ移民法に違反した者、過去にカナダより退去・入国拒否・追放の命令を受けた者も問題視される可能性があります。

eTAが拒否された場合、カナダへの入国はおろか、搭乗券の取得も不可能となります。「要注意の申請者」でも、犯罪歴があるにも関わらずカナダへの渡航を続行できる場合もありますが、ほとんどの場合そのような渡航者は入国時に「二次審査」を受け、カナダへの入国資格について更なる確認が必要となります。

eTAが拒否された場合は、カナダ国政府があなたに「入国資格がない」とみなしたことを意味し、一般的には過去の有罪判決・犯罪歴が原因です。入国資格を取得するには、Temporary Resident Permit (TRP)(アメリカでは一般的に”waiver”と呼ばれています)または更生を証明するCriminal Rehabilitationの書類をカナダの領事館・大使館で申請する必要があります。弊社はTRP、Criminal Rehabilitation申請の両方を専門分野としております。

ご自身に犯罪歴がある場合、あるいは過去に逮捕された場合(訴えの取り下げ、棄却があった場合でも)、eTAを申請する前に、弊社のような入国資格の専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。

eTA制度の詳細は、Citizenship Immigration Canada (CIC)のウェブサイトをご覧ください。
eTA申請手続きに関するご相談は、本社電話番号(+1 214-295-6051)までお問い合わせください。アメリカ在住の方は、フリーダイヤルの888-827-1089までおかけください。

面談でのご相談は、少額のコンサルテーション料金が発生しますのでご了承ください。英語・フランス語での会話が難しい場合は、件名「eTA Support Requested」のメールをcanada@globalrcic.comまでご送信ください。弊社で通訳者を手配の上、アポイントメントを設定し、追加料金をお支払いいただいた上でコンサルテーションを行います。